お待たせしました。ついに新シリーズ「悩めるエロ妻とついに…」がスタートします。では、はじまり、はじまり、パチパチ…
悩めるエロ妻とついに…
今日は記念すべき日になると思うと、朝からそわそわしていた。
会うことについて、最後まで綱渡り状態、微妙な空気も漂っていたが…
いよいよその約束の夕方が近づいてきた。
午後4時。待ち合わせ場所近くで待機。いつメールが来るか、来るか…ドキドキが続く。
4時45分ついにメールが来た。
彼女「今から○○○(某ショッピングセンター)に行きます。甚は何処にいる?」
あとは電話で話した。
待ち合わせ場所の出口で待つ。黒いジャンパー、黒いジーンズを探す。
彼女「どこ~?ええ~どこ~?」俺の説明が悪かったのか、なかなか現れない…
彼女「あ、いた…」
向こうに携帯しながら右手をあげる、全身黒の女性を発見。げ、サングラスしてる。芸能人か。女殺し屋、女スパイ、女性マネージャー、女漫画家、いろんな職業に見えてきた。
イカシテル~かっこええ~見とれてしまった…
お互いの写真はもう見ていたから、間違えようがない。安心して車に乗ってきた。助手席という至近距離でみる女スパイは一段と女スパイだった…(なんのこっちゃ)
ただ、声は女スパイじゃなかった。いつも、電話で聞いている、聞き覚えのあるいつものきゃしゃな声だった。どこかほっとした。「本人なんだと…」(あたりまえだろ)
彼女知人に知られてはまずいので終始うつむき加減…おもむろにサングラスをはずす…
(え、うそお~、か、かわいい~)
(似ている有名人がどうしても出てこない。この写真の酒井美紀が一番近い感じがした…)
写真より、全然きれいでかわいかった。想定外で、うれしすぎて、速攻ド緊張状態になってしまった。とにかく、かっこよくて、きれいで、かわいいのである。く~っ、なんともいえない感覚が俺を襲い続ける…運転しながら、ぶっ倒れそう…なんて表現したらいいか分からないが、超ハイテンションになっていた。表向きは、冷静を装い、クールに振る舞っていた。心臓バクバクだったくせに…
彼女との会話が続く…
彼女「なんか恥ずかしいね…」てへっ、て感じでかわいく言うのである…
く~っ、そんなん言うなあ~惚れてまうやろ~。Wエンジン状態だった。
普通の会話を少ししたあと、確認してみた…
俺「これから行くとこ、分かってるよね?いいんやよね」
彼女、無言でこくんとうなづく…
(しゃあー)
これでなんの心配もせず、ためらいもなく目的地に車を走らせた。
目的地に到着。
満室、満室、満室、満室…おお、ちょうど一番奥の208号室だけが空いていた。
(YES)心の中で小さなガッツポーズをして、車を止める。
横の扉から2階にある部屋へ進む。いよいよ、その時が近づいてきた…
パタン
ふたり部屋に入る。つづく…