このシリーズを書いている間も状況は刻一刻と変化しているので、このときと気持ちと今に変化があり、違うテンション、過去形、複雑な心境で書いてます。（やっぱりすぐ書かないとダメです…）
それではシリーズ③はじまります。

ミッションのメールをもらった後、しばらくして店を出ることに。女③の車、先頭に俺の車を誘導して先にシダックスに行くよう、女②が女③に指令。本当は後の３人は行かないのに疑う余地のない女③。
ミッション確認のため女②にそっとメールする。
俺「ここでバラバラですよね？」
返事は来なかったが、見ると目で合図があった。「うん」と。
くーっ、いよいよだあ～心臓のバクバクがやまない…

店を出て、車に向かう。ここで本当は２人にお礼を言いたいところだが、こっそりこの状況を女③に秘密でつくってくれた関係上、目で合図だけ送り、軽く会釈、このとき女②は女③に気づかれないように、手を上げずにこぶしを握り、小さくガッツポーズで答えてくれた。
「がんばれよ」が伝わった。

彼女の軽を追いかけ、すぐにシダックスに到着。
（注：実際は夜でしたので…）
店に入って２人であとの３人を待つ。来るはずのない３人を。時間は夜１０時をまわっている。彼女は２人に電話かけているが向こうは出ない（そりゃそうだ）そして５分ほど「遅いねえ～」とか言いながら待っていたときだった、メールが来た、女②からだ。

「後は任せたよ」

来るべき時が来た。迷ったが、このメールを彼女に見せる。
「こんなん来た」と。

彼女の反応はちょっとびっくり、半分やっぱり変だと思った、みたいなリアクション。彼女ふたたび電話を２人にかける。今度はつながった、会話の感じから、「じゃあ私も帰る」みたいな言葉が聞き取れた。

（だよな。普通は…）ほんのちょっと期待していただけに、やっぱり残念な気持ちになった。

「帰ろ、子供待っとるし。みんな来るからもう少しって思ったけど、遅いし…」彼女の口から放たれた言葉。違ったかな、覚えてない。とにかく「ここで終了」を意味する日本語。

「うん」しか言えなかった。

第二駐車場まで歩いていき、もう車に乗ろうとしたとき、小雨の中、最後に自分の気持ちを言った。
そのあとで彼女はこう言った。
「別れたけど、まだ彼のことが好きだから、裏切るようなことはできない…」

簡単にはいかない…

ただ、ますます、彼女が気になりだしている自分がそこに立っていた…
小雨で２人濡れたまま…

（注：写真はイメージです）

To Be Continued